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第29話 愛情の欠落③

مؤلف: アイさん
last update تاريخ النشر: 2026-01-12 12:33:41
彼は強さを手にするだけで心が満たされていた。

自分さえ良ければそれで良い。

世の中自己中心的に生きなければ生きていけない。

自分を守る為に、自分以外の人間はどうなったって良い。関係ない。

他人は裏切る、でも強さは裏切らない。

だから僕は強くなるんだ。誰にも邪魔されない為に。

ネルは23年間生きてきて、その生き方が正しいと信じていた。

しかし、その生き方をグレンに否定された。

「お前は今まで愛情を与えられず、お前自身にも愛情が存在しない。だからお前は簡単に人の部分を捨てて悪魔祓いになる事が出来た。」

「愛情を知らず欲望のまま目先の力を得ようと執着するその姿。それは愛情の代わりを必死に何かで埋めようとしてるだけだろ?お前は人を捨てる事が悪魔祓いの強さと言うがそうやって代わりのもので誤魔化そうとしてるのは、結局お前も人を捨てられないって事だ。」

強さを求める気持ちが、これまで受けた事のない愛情の代わりを求めている?

愛情?

は?意味が分からない。

そんなもので人は強くなれない。強さを求めるのは、僕が強くなりたいからだ。

強くなれば周りか
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    グレンがネルの作った巨大な悪魔の化身を黒炎で燃やし尽くしてからも死闘は繰り広げられた。「うおおおお!!!」悪魔の手(デビル・ザ・ハンド)の力で離れた位置から殴ろうとするグレン。「そう同じ手に何度も掛かるわけが無い!反(リバース)魔法!!」ネルは反魔法による反発の力を全身から発し、遠距離から放たれる黒炎の爆発を弾いた。「フフフ!もうその拳を対処する方法は見つけたよ。」「ならばこれならどうだ!」右腕に発動した悪魔の手の力でネルを捕まえたグレン。そして、思いっきり右腕を内側に振り切るとそれと同時にネルは腕の振る方向へと吹き飛ばされ、周囲の建物を貫通しながらぶつかっていく。悪魔の手

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